「人間は9タイプ 子どもとあなたの伸ばし方説明書」坪田信貴

2024年6月29日土曜日

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こんにちは、Nami(@nami_mercaru)です。

ビリギャルの著者である坪田信貴先生の本、人間は9タイプを読みました。「子どもとあなたの伸ばし方説明書」という副題が付いていて、子どもへの声かけや働きかけの観点でで、参考になる本でした。
 

■「9タイプ」とは?

坪田先生が塾の生徒たちをどうしたら伸ばせるかを研究し、いくつかの心理学の手法の「良いとこ取り」をして生み出したのが「人間のタイプは9つに分けられる」という考え方。
その後、1,300人以上の生徒や部下たちのやる気や能力を劇的に伸ばすことに成功してきたノウハウだというから、これを理解すれば、我が子のやる気の引き出し方のヒントになるのでは?と期待がふくらみました。
 
確かにビリギャルの物語を読んでも、坪田先生の声かけや導き方がすごく上手だったんだろうな、というのを感じました。我が子のこととは言え「子どもの教育」という観点から言うと、数多くの生徒を見ている先生に比べたら親は初心者も同然。経験と実績ある塾の先生から学べることは多いのではないかと思います。
 
・子供のタイプによっては、かけた声の効果は真逆にもなり得る。
・この本では子供の事だけではなく、自分自身の伸ばし方や心の満たし方もわかる。
・多くの親が子供を改善したいと思うあまり、相手につい自分の疑念や不満、失望の表情をぶつけ、欠点を指摘しまいがちであるのが間違いであり、逆効果である。
・欠点を指摘したり、失望の症状を見せたりすると、子どもの能力はどんどん下がる。


私はいま、2人の子どもを育てているけれど、兄妹でも性格も自分との相性も違うな、と感じることが多いです。

特に子どもが小学生になってからは、我が子の勉強を指導することの難しさを日々感じているところ。本に書かれていたとおり、気をつけてはいてもつい、自分のリアクション、表情などを子どもが敏感に感じ取り、自己肯定感を下げたり傷つけたりしてしまったのでは、と後悔することも多いのです。もっと上手に子どもの良いところを引き出せたら、と思いながらもどうしたら良いかわからず、歯がゆい思いをすることもあります。

年齢が上がるに連れ、ますます子どもは親の思う通りには行動しないだろうし、このように感じることはより増えていくのではないかと思います。こんな状況もあって、我が子の特性にあった働きかけをぜひ、マスターしたい!との思いで本を読み進めました。
 

■タイプの判定方法

タイプの判定は90問の質問に答えることで行えます。質問は本の中にも入っているけど、本が手元にあればWebサイトからも判定することができるので私はそちらから判定してみました。
結果は「調停者タイプ」でした。
 
一番知りたいのは、自分よりも子どものタイプだったけれど、子ども達に、これら全ての質問に答えさせるのは難しそう。問題を噛み砕いて内容を理解させる伝えることはできても、90問答え終わる前に飽きて投げ出してしまいそうなのが目に見えていたので、質問に答えてもらうのは諦めました。
 
本の中にも以下のような指針が書かれていたので、一通り読んでみて我が子のタイプを探ることにしました。
 

 ・子供が質問に回答するには幼すぎる場合は、全タイプの解説を通読して我が子に当てはまりそうな接し方をしてみる。

・そしてその子が笑顔になったり喜んだりする様子を観察すること、そうした良い反応が一番帰ってくる接し方がその子にベストたと考え、その接し方を記したタイプが、その子にタイプだと考えれば良い。

■ 「9つのタイプ」の概要

以下が9タイプの説明の中で私がメモした内容。自分は判定の結果の「調停者タイプ」については、まあその通りかな、という内容でした。

家族の他3人は予想でしかないけれど、今のところ、夫&息子(性格が似ている)は「達成者タイプ」で娘は「献身者タイプ」かなという気がしています。なのでそのタイプのメモが多めになっています。

こっちかな?あれこっちかもしれない、と、かなり迷うところもあったので、今後はこれに沿った声掛けをしつつ、よく観察していきたいと思います。

 ●完璧主義者タイプ
何事にもこうあるべきという理想を抱き、完璧にそれを達成せようとする人

●献身家タイプ
人のためになるならという思いで行動するのが好きな人、そうした思いやりに対してちゃんと感謝を返されるととてもテンションが上がる。

このタイプの子はみんなでレストランで食事をする際にもメニューを、まず人に渡す。
協調性があるというよりも、主体性がないといったほうが正確な面もある。周囲に流されやすいので、人生において主役になることがほとんどない。

他者との競争ではなく、他者への貢献を軸に語りつつ感謝する、これがこのタイプの子への指導の基本線となる。

●達成者タイプ
競争心が強く上昇志向を強く持って目標へ向かって頑張ることが得意な人。負荷がかかるようなチャレンジに心が燃えるが、頑張りすぎて無理をしすぎることも。
偉く見られたいのに、実力が伴わずうわべだけ取り繕って見栄っ張りになる人もいる。

今やっていることがいかに挑戦しがいのあることかを伝える。
本人が言い出したのより更に大きな夢を提示する。
こうすると成功しやすいらしいということをできるだけ多く提示して選ばせる。
誕生日の後の節目では盛大に祝ってあげる。飽きるまでは一生懸命やるが、飽きたらボーッとするので、そのタイミングでよくここまで頑張ったねあと半分だねなどと声をかける。

出来ているように装って隠したりする。他人からの低評価が1番許せないタイプ。
プライドに配慮しつつ親がチェックする工程を細かくして、できてるね!えらいね!と即時フィードバックをしていく作業を繰り返していくことが大切。

目標達成の習慣が身につき、言葉と実際の行動が一致する状態を作っていく。

めちゃくちゃ大物になることがある。逆に叱ったり欠点を指摘したりして自己評価を下げさせてしまうと、いわゆるニートや引きこもりまっしぐら。

目標達成とか効率性とかシャープな自分、というところに憧れを持っているタイプなので、その点をくすぐると良い。がんばれば勝てそうな相手や目標を、その子の目の前に絶妙に置くのが1番。

とりわけ達成者タイプの子供には、この瞬間において少しでも前向きに行動したか をよく見てあげること。そして子どものほんの少しの成長も見逃さず、それに対して前向きなフィードバックをするといい。

●芸術家タイプ
ロマンチストで自分の感受性をとても大事にする。
人とは異なった価値観に誇りを持っている。
計画予算などをおしつけられることや独自のセンスをバカにされることを酷く嫌う。

●研究者タイプ
他人からの干渉を受けずに1人でこつこつと好きな分野を極めたい職人気質で、オタク気質がある。好奇心旺盛で、気に入った1つのことにひたすら深くはまりこんでいく。
理屈っぽくなるあまり、行動力にかけることもある。周囲をうざがってチームプレーをしたがらなくなることもある。

●堅実家タイプ
コツコツとした作業を積み重ねるのが得意な、穏やかな性格の人。心理状態が比較的安定していて慎重。
予定通り物事が進むのを好み、逆に予定になかった突発的な出来事が起こったり新規の仕事を1人で任されたりするとひどく不安に感じる。

●楽天家タイプ
とにかく明るく楽しいことが好きな人 旺盛な好奇心に実行力が伴っている。
長時間集中するのは苦手で、つめが甘くあきっぽいところもある 逃げ道があるとすぐ楽な方へ逃げようとすることもある。

●統率者タイプ
強い意志と決断力を持った、人から頼られたいリーダー気質の人。
頼られたり相談されたりすると人一倍相手を支援しようとする 一方で頭ごなしの強制や指示には反発 白黒ハッキリさせたいのでいいと思うことを周囲に強制しがち。

●調停者タイプ
平和と調和が好きなゆったりマイペースな人 協調性が高く、周囲と仲良くやっていくことに心をくだいている。
一方、競争心や目的達成への意識にはかける面があり出世などはあまり目ざさない。
ことを急がず、まいいかと楽な方に逃げがち。

特に中学受験にはむかない。

合格という大きな目標達成を目指させるのではなく 学校から帰ったらすぐ学習机の椅子に座る習慣を身につけるなど、望ましい行動の習慣化などを親の中での目標に設定する。

このタイプの子のやる気は本人が自分にもできる という感覚を少しずつ積み重ねた後でようやく出てくる。気長にかまえ本人なりのペースでコツコツす進めていることを日々認め、喜んでいくこを継続するといい。
大器晩成型で、受験を目指すなら大学受験を意識して長期的に考えたほうがいい。


親子ならどのタイプとどのタイプが相性がいい/悪い、また注意することなども書かれていたのも参考になりました。


■子どもに自主性を身につけるには?

本のところどころにコラムは挟まれていて、その中で気になった自主性のつけ方について。

 ・子供に自主性を持つように仕向けるのに有効なのは、文脈の提示と選択肢の提示。

・直接的に伝える、指示するのではなく、その周辺情報を含めて相手に伝える、指示するというのが文脈の提示である。

・具体的にはこの問題集で勉強をしなさいというのではなく、「この問題集さ、今までのやつとは全然違っていて、学年ビリの子にもわかりやすくて、そういう子でも一気に成績が伸びるんだって、ちょっと試してみたいから1冊買ってきたんだよね、君がやらないなら他の生徒で試してみようかと思うんだけどさ」などと伝え相手に選ばせる。

・すると、これで勉強しなさいとか一言も言っていませんが、相手は「じゃあ私がやってみようかなぁ」となりやすい。


勉強でもお手伝いでも、強制するのは良くないとわかっているし、自主的にやってくれたらいいな、と思いつつ、何も言わなきゃやらないしな、と悩ましく思っていたところ。 
文脈の提示と選択肢の提示」難しいけど意識してみようと思います。

 
それ以外にも、フィードバックの大切さについても何度も主張されていた。

・子どもが少しでも前向きに動いたところ、少しでも変化が見えたところ、少しでも伸びたところ本人ですら気付かないレベルのところを即座にフィードバックすることで、その子の中に、自己効力感が芽生える。

・決して媚びるわけではなく、冷静にその小さな成長を認めて心から喜ぶこと、それがその子や部下を動かす動機付けに繋がっていく。
 

この「本人ですら気づかないとような所を冷静に認めて心から喜ぶ」ってすごく効果があるのわかります。本人が納得していない出来なのに大げさに褒めたりすると、子どもが怒ったりすることがよくあります。おそらく、ナメられているような気がして嬉しくないのでしょう。

逆に小さな変化に気がついて指摘すると嬉しそうだったりしますね。やはり、子どものことをよく観察し、子どもがどんな声掛けでどんな反応をするかを見ながら対応を調整していくということも、大事なのだと感じました。
 

 
本はAmazonで1,300円、メルカリだと600円ぐらいで購入できます。

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