「子どもを信じること」田中茂樹

2024年8月11日日曜日

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こんにちは、Nami(@nami_mercaru)です。

医師、臨床心理士、4人の子供の父親である田中茂樹さんという方の書かれた「子どもを信じること」という本。この本には、私が子ども達にこういうふうに成長していってほしい、と思っていたことが代弁されています。

「子ども自身が、自分が幸せになるために、なにをどうするのが最も望ましいのかを、自分で感じ、考え、そのこととしっかり向き合えるようになる、ということ。」

子どもの様々な行動が気になったり、時には他の子と比べたりしてしまうこともあるけれど、究極の目標はこれに尽きると思うし、書いてあることも納得感があるので、読んでからずと参考にしてきました。


■親である私の育ち方と育児目標

私は親のおかげか、周囲に恵まれたおかげか、自己肯定感を持っているほうだと自分で思う。

外見に自信があるわけでもなく、運動音痴だし人前で話すのも得意ではない。苦手なことも沢山あるし、上手くいかないことも沢山あった。それでも、いつもどこかで「どうにかなる」という根拠のない自信を持ち、前向きにやってくることができました。

子どもにも、困難なことがあっても「なんとかなる」という姿勢を持てるようになって欲しいと思っています。

一方、自分にこれまで足りなくて、もったいない時間の使い方をしてしまったなと思っていること。

それは、学ぶことの楽しみや喜びということを感じることなく、テストの点数とり、受験のクリア、学歴や会社への所属歴を持つことにしか注目してこれなかったこと。

本来、ジャンルは何であっても興味関心のある分野に熱中すれば、学ぶことは没頭できる楽しいことのはずだと思う。でも私は学ぶこと自体が楽しいと思ったことなんて、少なくとも学生時代にはなかった。(テストの点数がよくなって嬉しい、褒められて嬉しい、受験に受かって嬉しい、といった喜びはあったが....)

親からは学歴が大事だと、直接的な表現はなくても、そういった雰囲気、威圧感を受けていて、「勉強しなさい」と繰り返し言われて育ちました。勉強は大嫌いだったけど、おそらくはその圧力のおかげもあって一定の学歴を手に入れることができたのだと思います。学歴があることで、自己肯定感は強まったし、楽しく時期もあったからそのこと自体は満足しています。

でも自分の子ども達には、学歴よりも、本来の自分の興味、関心、に熱中し、学ぶ喜びを得るところ、にたどりついてほしいかなと思います。

こんな背景をふまえて、元々、幼児から文字や算数の知識を詰め込むような早期教育をしようとは思わず、幼少期は遊びを大切にし、のびのびと「野生児」のように育てたいと思ってきました。それでも周りの友達が次々に多くの習い事をはじめ、教育に熱心になる中で、「うちは野生児でOK」という気持ちを保ち続けるほうが逆に難しかったように思います。

 
私の育児の目標は3段階にわかれていてこんな感じかなと思ってきました。

①最低限の目標 
 自殺と他殺をしないこと
②次の目標 
 自己肯定感をもつこと。 
 困難が訪れても「なんとかなる」と思えて乗り越えられること。
③チャレンジ目標 
 学ぶ喜びを知り、興味をつきつめて仕事にできること。
 
子どもを信じること」にはこの目標に向かい、ヒントとなるような行動指針がたくさん書かれています。

・生きることを好きになることができた子どもは、例えば将来大きな困難に出会った時に
 自殺という方法を選ばないというようなことにもつながっていく。
 ・彼ら自身が、自分は幸せだと感じられるような人生を送ってほしい
 勉強ができることや良い学校に進めることとは別の問題。

■ 命令や指示をしないこと

この本では子どもに対して「命令や指示」する言葉を使わないように、と説いています。

気づけば私も、「手を洗って」「トイレに行って」「早くして」「静かに」...と子どもに指示をしたり、小言ばかり言っています。

実行は難しいけど、子どもが自分で考え行動できるようになるために、できる限り命令や指示をしないように気をつけたい。

勉強や習い事に関しても同様(親から強制するようなことになれば、自主性を奪う。)だと、本を読んで共感しました。
 
 

■文字その他の学習について

・早く文字を教えることは、なんの利益もないどころか、本当にもったいないこと。
 子どもたちの「文字のない時期」を大切にしてやりたい。
 文字に関心が向き始めてしまう前に、世界を十分にゆっくり眺めて味わうことは、
 きわめて大事な体験。

・親が教えなくても子どもが自分でできるようになっていく。そのすばらしさをぜひ
 味わってみてください。親としては教えたくなるところです。
 しかし、教えて読めるようになるよりも、見守ることができた、待つことができた、
 という体験のほうが、親としても得るものはずっと大きいと思います。
 これはこの先の育児で、子どもが勉強や生活の達成をしていく時、それを親として
 どう見守れるか、ということの基礎になると思います。


この本を読んで、うちでは子ども達に積極的に文字を教えることはしませんでした。小学校に上がる前にまわりはほとんどできるようになっている様子を見て、焦る気持ちもありましたが、本の内容に共感したこともあって思いとどまりました。
今振り返ってみても、親からの働きかけで文字を数年、数か月早く覚させる必要性は全くなかったなと思います。


■物の買い与え方

物を買い与えたり特別なところに連れていくときは、なんでもない時に、無条件に
 与えるのがよい。愛情には条件がないのがよい。

確かに何かを買い与えるときはなぜか「何かをがんばったご褒美」などと条件をつけてしまいがちで、無条件が良いという発想は本を読むまで全く持てていませんでした。読んでからは意識するようになりました。

■子どもへの接し方

現実を加工している、という自覚を持つ。親の目の届く状況で、子どもを生の世界に向き合わせる。

・子供たちが何者なのかを見届ける。子供が持って生まれてきたものがうまく現れてくることを見守る姿勢が大切

失敗するかもしれないけれども、失敗してもまた立ち上がる強さを持っていると信じる。信じるに値する子だ、大事にするのに値する子だと信じる。親から信じてもらえることこそが、子どもにとって決定的に大切な勇気の源になる

親に求められることは、子どもがチャレンジすることを邪魔しないことであり、本人が残念に思うような失敗をあえて味わわせることです。そして、傷ついた子どもをはげまして支えてやることです。そうしていくうちに、子供の中により良いものが生まれてくると信じるのです。
悔しい体験をした時こそが、悔しかったね、残念だったね、と親が子どもに声をかけて寄り添ってやるチャンスです。


子どもが失敗して落ち込んだり、傷ついたりしている姿はできるだけ見たくないな、と思ってしまいがちだけれど、そんなときこそ成長のチャンスであり、子どもとの信頼関係を築くチャンスであるということを忘れないようにしたい。これは小さいころに限らず、これから来る思春期に入っても同じことだと思います。


・子どもの話の聞き方。できるだけ5w1hを使わない 。なにがあったのか、ということよりも、子どもはどう感じているのか、に関心をむける。  
 
読んでぎくり、本当についつい5w1hで聞いてしまいがち!
気長にじっくりと子どもの話を聞いて、気持ちに寄り添えるよう、自分にも余裕を持ちたいと思います。
 

 本はAmazonで3,080円、メルカリでもあまり安くは出てないみたいです。

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