こんにちは、Nami(@nami_mercaru)です。
コロナで在宅勤務が日常になって1年近く経った頃、酷い腰痛に悩まされた時期がありました。ぎっくり腰のように、重いものを持ち上げたなどの直接のきっかけは思い当たらず、これはおそらくテレワークでの座り姿勢や運動不足が原因だったと思っています。
歩くのもままならなくてへっぴり腰。そんな時に泣きたい気持ちで藁にも縋る思いで「腰が痛い」と思ったらとにかく読む本」を読みました。
■私の腰痛体験
それまでにも子どもを抱っこして腰に負担がかかったりして多少の腰痛になったことはありましたが、数日で落ち着いて病院に行くほどのことはありませんでした。
でもこの時は、最初は何となく座り続けていることが辛い感じがして立って仕事をしたりして凌いでいましたが、ある日、辛いなんてものではなく激痛を感じるほどになってしまったのです。具体的には以下のような症状でした。
・朝、起き上がる時に痛くてゆっくりしか姿勢を変えられない。
・痛くてゆっくり、腰を気にしてしか歩けない。歩く姿勢はへっぴり腰。
・長く座ると痛くなる。寝ているのが一番楽。
・咳やくしゃみをしても腰に響く。
・痛くて荷物を持てない。
一日二日様子を見ても落ち着かず、むしろ悪化している感じ....。そうは言っても家事を全くやらないわけにはいかないし、洗濯物を干すにも食事を作るのにも普段の2,3倍の時間がかかってしまい泣きたい気持ちでした。
それに、何か悪い病気だったらどうしよう?という不安も沸いてきました。
整形外科も受診しました。今まで腰痛で病院にかかったことはなく、整体の類にも行ったことがなかったので迷いましたが、病気が気になったこともあって整形外科にしました。整形外科では、一般的な診察(本にも書いてあった通りの)をされて、ただただ悩むことに...。本が手元に届く前の受診だったので、本を読んでからだったら受け取り方が違っていたかもしれないです。
整形外科では、現在の生活のことなどを聞かれた後にすぐにレントゲンを撮り、以下のことを言われました。
・運動不足で筋力が落ちると背骨がどんどん曲がっていく。普段の癖などもありこれを戻すことは難しいから、運動をしてこれ以上曲がらないようにしないとおばあさんのようになって立ち上がれなくなる。
・ずっと同じ姿勢というのも良くない。
・痛み止めと湿布を処方しておきますね~
・腰のサポーターも良ければ初回だけ保険がきくので買っていってください。
・運動といってもどうしたらいいかわからないと思うので、提携しているメディカルフィットネスを紹介します。帰りに寄って行ったらいいよ。(パンフレット渡される。)
この時は本当に痛くてまともに歩けなくて藁にも縋る思いだったので全部信じて落ち込みました。ああ私の背骨はもうもどらなくておばあちゃんまっしぐら..どんな生活になってしまうのか、なんて思っていました。
その後、本が届いたので速攻で読みました。すると、腰痛に対する印象が病院を受診した直後とはだいぶ変わりました。
■本を読んで印象に残ったこと
私だけではなく、最近は在宅勤務をする人が増加し、腰痛を抱える人は急増しているそうです。
そして、「原因は机や椅子などの設備上のものだけではなく、経済的な不安や先の見えない状況に対するストレス、運動や外出の機会減少なども深く関係している」ということもまず一つ勉強になりました。
私はダイニングテーブルで仕事をしているので始めは安易にそのせいだと思っていました。その後の受診で運動不足がマズイ、というのは身に染みて理解しましたが、ストレスと腰痛の関係は本を読むまで全くわかっていませんでした。
また、腰痛がどんなにQOLに悪影響かということは、実体験としてものすごく実感していましたが、本でもそれがきちんと言語化されていました。
・慢性的な痛みによって、時間管理能力、注意力、意欲、コミュニケーション能力、自己効力感など数々の能力や感覚が低下することは、複数の研究で明らかにされている
・腰痛とだましだまし付き合っている状態は個人の生産性、さらに部署や会社全体の生産性を下げている。腰痛改善への取り組みにより生産性が上がり生活が充実する
といった部分です。
私が気にしていた、腰痛と他の悪い病気との関係についても本を読んで理解して気持ちが落ち着きました。受診した整形外科でも、おそらくその判断はしてくれていたのか?とは思いますが、説明ははなったので不安は消えませんでした。本を読んで、また時間の経過とともに腰痛が直ってきてからやっと、安心することができました。
本の記載を抜粋しますが、慢心せず気になったらきちんと受診したほうが良いとの記載もありました。
次の3つのうち二つ以上が当てはまったら医師による診断、治療を必要としている可能性が少なからずある。危険信号ということ。
(1) 腰痛が初めて生じた年齢が25歳以下もしくは55歳以上
(2) 時間帯や活動によって変化しない腰痛
(3) 急激な体重減少を伴う腰痛
そして、本で語られているメインのことともいえる、「腰痛の新常識」について。
この本を読まずに、整形外科の受診だけで過ごしていたら私はずっと古い常識にとらわれていただろうな~と思います。読んでよかった。
ヨーロッパやアメリカ、オーストラリアではまず理学療法士やかかりつけ医が注意深い問診と診察を行い、治療方針を決めるのが基本なんだそう。必要なら専門医を紹介され、危険信号がないときはしばらく運動療法などが行われ、あらゆる可能性を考えて総合的に腰痛にアプローチできるようになっている、とのこと。
一方、日本では、理学療法士は医師の指示がないと患者を見ることができず、腰痛になったらみなまずは整形外科に行く。整形外科では迅速に対処するため、多くの場合早い段階でレントゲン検査をする。でも腰痛の多くはレントゲンに原因が写らないため、「特に大きな異常はありません。痛みがあるなら湿布と鎮痛剤を出しておくのでしばらく安静に」という処置になることが多い。
まさに私の受けた診察はこれだったのだと理解。
さらに「背骨の歪曲 などの構造的な問題が腰痛と強く関係しているというのはあまり高いエビデンスで証明されているわけではない」とも書かれていて、医師の言っていたニュアンスと違うなと思いました。
「悪い姿勢というのはいかにも腰に負担がかかりそうではありますがら、それをいうなら同じ姿勢を保ち続けること のほうが腰痛を招く」
この部分は、医師の言うことと一致していました。
いずれにせよ、「姿勢が悪い、背骨が曲がっている、骨盤がずれている、左右のバランスが歪んでいる →だから痛いということではない 」
と本には明記されていて、受診後「背骨が曲がっている私はもう取り返しがつかないんじゃないか」と不安になっていた私の気持ちは本を読んで和らぎました。
他にも本に書かれていて、理解しておいてよかった点は以下の部分です。
・腰痛は決して 治らない、我慢すべき ものではなく、自分で対処可能な不調である。
・危険信号(上に書いた「レッドフラッグ」の話)に該当しない時は、病院に行かなくてもセルフケアで改善する余地があると考えることもできる。
・歳だから仕方ないとか自分ではどうにもできない、と諦めてしまうと慢性化しやすい。
前屈で痛みを感じるパターンと、後屈で痛みを感じるパターンに分けて有効なストレッチについても書かれていて、私は「前屈悪化型」だったので、このページのストレッチを寝る前などにやってみることにしています。

後半には「腰痛読書療法」ということで、バーチャル診察室をイメージした物語を通じて、認知行動療法(本を読むことで考え方や行動が変わる)が体験できるようになっていて、これも「腰痛は治すというよりマネジメントするもの」という考え方の理解に役立ちました。
■私の腰痛対策
運動、といってもなかなか習慣にすることが難しいのでマンション住まいの私は、外出時にできるだけエレベーターではなく階段を使うことにしました。10階までの上り下り、動けなくなるほど疲れるかと思いましたが、慣れてしまえば息が切れる程度で、なんとかこなせます。
運動としてはまだまだ足りないと思っていますが、やらないよりは絶対マシだと思って続けています。
あとは、気休めかなとは思いますが「骨盤サポートチェア」という、椅子に置いて姿勢をサポートする物も買ってみました。何しろダイニングチェアで仕事をする毎日なので、少しでも腰に悪い姿勢にならないように。インテリアにもマッチするデザインで、そのまま椅子に座るより楽なので、常に使うようになりました。

